ももじ天使
 
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一周忌
 
 

 一周忌 

2004年9月27日
ももちゃんが天使になって1年のこの日、1周忌の供養を自宅にて行いました。
ペット霊園ソウルメイトの住職さんから貴重なお話を伺い、来てくださったお友達と共に、ももちゃんの写真の束を見ながらお話をしました。あまりに辛くて整理することも手に取ることも出来なかった写真を1年ぶりに見て、あらためてももちゃんの可愛さに絶句するバカ親なのでした。(笑)
見れば見るほど、失ったものの大きさを実感し、悲しみが新たになります。でも、1年ぶりの挑戦、一つの大きなステップを踏めたかな、という気持ちです。
住職さん、お付き合いしてくださった方々に感謝。
そして、この1年、陰日向から応援してくださった皆様に、心から感謝しています。どうもありがとうございました。

今日で、このもも天のページを書くのは最後にします。
いくら書いたところで、ももちゃんへの気持ちは書ききれません。また、何度書いたところで、言葉は変わっても内容は同じになるでしょうから。
最後に総決算として、1年間の想い、1年かけて決心した気持ちを皆様にお伝えして、新たな気持ちで前に歩いていきたいと思います。

ももちゃんから離れるのでは無く、よりしっかりと、ももちゃんと共に☆


この1年のMomoji〜本当のところ〜

 ぽえむを読んでいただければ、稚拙な文章ながらも、心の揺らぎが伝わったのではないかな〜と思いますが・・
もも天使と共に歩むと言いながらも・・正直なところ、七転八倒の1年でした。(^^;

 私にとって1番苦しかったことは、「本当のところはどうなのよ?」という、天国を確認出来ない故の疑いとの戦いでした。ももちゃんが今現在そばに居ないことは、もちろん寂しく悲しいです。ただそれ以上に、私にとっては、「ももちゃんが今現在もどこかに存在している」ことが重要でした。もし、ももちゃんが、「もうママになんて会いたくないわ。天国の方がとっても楽しいわ!」と言うなら、それはそれで私は満足なのです。ももちゃんが幸せなら、それでOKですから。

 かなり我が儘なんですけど・・私は、ももちゃんが居ないなら、もう一つもがんばりたくないのです。「前」なんていらないのです。「もう居ない子のことを考えるよりも前向きに」なんて言葉は論外ですし、「想い出と共に」とか言う一般論も無意味です。(きっぱり)

 もちろん、天国を信じている気持ちもあります。だからこその、振り子のような1年だったと言うか・・天国を信じる部分が、ももちゃんを心配させちゃいけないという気持ちが、私を少しは前に引っ張ってくれました。ただ・・重かったんですよね。半分は「消えたい」と思っているんですから・・。
なんで引っ張り合いが続いたのか・・それは、私が100%の確信を求めたことにあります。それが間違いであることは知りつつも、最愛のももちゃんのことだけに、どうしても確信を求めずにはいられませんでした。ももちゃんの存在が、苦しんで息絶えたあの瞬間に消えてしまったとしたら・・そう考えただけで、心も体も凍り付くような思いでした。

 ここらへん、考え方や経験などによって様々な感じ方があるかと思いますし、軽く聞き流してほしいのですが・・
私にとって、ももちゃんとの出会いと別れは、自分の今までの人生全部の膿が吹き出した出来事でもあったのです。もともと地球という星がどうも好きになれず(笑)、また、完全な唯物論者だったMomojiは、「たまたま生まれてたまたま死ぬ人生」というものにも、その過程にも、全く意味を見いだしておりませんでした。だから、どうでもいいや、テキトウに楽しめばと。
でも、ももちゃんに出会っちゃったんですよね。理屈抜きで素晴らしい存在、どうでもいいどころではありません。初めて、人生に意味があるのかもと考え始めました。何より、ももちゃんの犬生が無意味で、たまたま生まれてたまたま死ぬ存在などとは、絶対に容認出来なかったのです。

 そんな中で迎えたももちゃんの死。選択肢は2つです。
1.天国のももちゃんを想い、一緒に暮らした学びを大事に前向きに生きること。
2.ももちゃんの死を終わりと感じ、絶望した状態で生きながらえること。
痛いの嫌いだから極論は無いですし(笑)、ももちゃんを亡くした悲しみがある以上、テキトウに楽しむという選択肢ももうありません。この1年、プラスに傾けば疑いの気持ちが沸きだし、マイナスに傾けばももちゃんに心配をかけているかもと自己嫌悪に陥り・・の繰り返しでした。確信を求めるあまり、ももちゃんに頼むから出てきてくれと願う毎日・・・・

 そして1年立った今、声を大にして「こんな1年をもうこれ以上続けるのは嫌だ!」と宣言します。(^^;

 元々「信じる」って、「証明してくれたら信じましょう」っていう類のものとは違いますしね。愚かとは知りつつも確信を求めてきましたが、さすがに諦めがつきました。まずは信じて、前向きに生きてみなければ、大事な物は何も見えてこないんだろうと。
もも天使を悲しませる可能性がある生き方よりも、万が一無かったとしても、もも天使に喜んでもらえる生き方を選びます。昨日の供養で住職さんが、「ジャンプする為には膝を一度ためないとですよね。」とのお話をされました。そして、「もう充分膝をためたんじゃないですか。」とのお言葉。確かに・・もう自分でも充分のような気がします。
これからいきなり楽しい明るい毎日!とは行かないかもですが、少しずつでも、プラスを選択しながら進みたいと思っています。

 あまりお役に立てないもも天ページになりましたが、お読み頂きありがとうございました。ホントお恥ずかしい心情を書かせていただきましたが、こんな苦しみ方もあるんだな〜と、一つの例としてちょっとでもご参考になれば幸いに思います。

ももちゃん、この1年冷や冷やさせてごめん。これからのママを見ててね。
そして1年間支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
文章で綴るのは最後になりますが、今後はももじ天使の作品を描くことで、気持ちを表現していきたいと思います。
「にゅーMomoji」を、今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m


ももちゃん、いつまでもいつまでもいつまでも・・ママが存続する限り、愛しています。

2004年9月28日 Momoji  




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