ももじ天使
 
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ペットロス〜Momojiの場合〜


まだまだ思い出すと辛いので、体験のほんの一部ですが・・m(_ _)m

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ももちゃんとの別れ

 ももちゃんとの別れは、あまりにも無念なものでした。
簡単な説明になりますが・・・m(_ _)m
ワクチンを打ちに行ったときにしていただいた検査で、肝臓に腫瘍らしきものが見つかり、それが太い血管を圧迫していると診断されました。大変信頼していた獣医さんの勧めということもあり、手術を決断した結果・・・・手術は無事終了し麻酔から覚め、しかも術後の検査で腫瘍は悪性では無かったと判明したにもかかわらず、術後食べ物が喉を通らなくなり・・どんどん衰弱し、最期には急性腎不全で壮絶な死を迎えました。
 手術からわずが10日あまりで迎えた死。獣医さんも全く理由がわからず、もちろん私も、本当に「なすすべがない」の状態でした。完全に宙を浮いていた精神状態の中、ただひたすら、ももちゃんが食べてくれることを祈りつつ、ご飯を煮込みつづけることしか出来ませんでした。
手術前には全く元気だったももちゃん・・・・大好きなももちゃん・・・・・・・・
「無念」なんて2文字では全く表現しきれません。
白状すると、ももちゃんの死と同時に自分の心臓が止まってくれることを願ってました。

経過

 でも、結局そんなこと叶いません。取りあえず生きている、さてどうするかです。(^^;

 実は1週間ほどは、ショック状態でほとんど感情が動きませんでした。ほとんどの時間、心が宙に浮いていたと言って過言ではありません。「いったいこれはなんのことなんだろう?」そんな感じでした。これも、人間の防衛本能なのかもですね。

 ももじの死を実感し始めた後は、まさに感情のオンパレードです。
激しい後悔、悲嘆、そして誰に向けているのかわからないほどの憤怒。体の奥底から、瞬間的にものすごいマイナスエネルギーが沸き上がって来る、そんな状況でした。そして、そうで無いときは、「いったいなんのことなんだろう?」です。滅茶苦茶ですね・・。
 でも反面、一方では、早くも立ち直る方向に動き始めます。「ももちゃんとの生活を絶対悲しい思い出にはしたくない。」という気持ち。その為に、自分を納得させるため、生きる希望を得るために、端から見たら危なっかしいほど色々なことをしました。これはナイショ。(笑)でも、自分自身の一大事を認識した上で、無駄でもいいから何でもやれと・・そう自分に許可を出した上での行動でしたから。止まってしまったら、2度と動けなくなるような気がして・・そうならないための無駄な動きで、私にとっては理性の部分での行動でした。今振り返れば、全て必要な過程だったと思っています。

 この時期は、本当に不安定な時期ですね。とにかく、感情の振り幅が大きいのです。そして、頭と感情のアンバランス。
がんばろうという前向きな気持ちと、もうどうでもいいという投げやりな気持ち・・この戦いでした。
そんな中で、やっぱり支えになったものは、犬友達の存在でした。人に話すことによって、バラバラの考えをまとめることも出来ますしね。一人で考え続けると、どうしても螺旋階段をどんどん落ちていくような・・そんな精神状態になるものです。
 この時期の辛さは一言では言い尽くせませんが、色々な状態を経て、だんだんと感情の振り幅が小さくなっていったような気がします。

そして今(8ヶ月後)

 今現在、全く辛くないかと言われたら、とんでもない。全然辛いです!と宣言します。(笑)
ぷりっとした可愛い姿、ムートンのような手触り、それらを感じられないという現実だけで充分です。
ただ、感情的には落ちる所まで落ちましたから・・。人間、底についたらあとは昇るだけ!なのです。
否定的な感情を吐き出し続けていれば、いつかは嫌気がさすものなんだな〜を実感しました。

 ある時フッと、「もう、否定的なこと言うのや〜めた。」と思ったのです。辛くても何でも、自分が最も幸せだと思えることを必死で信じていこうと。長い苦しみを経て、理屈では無い部分でやっと決心したという感じかな。
行き着く結論は人それぞれでしょうし、時期もまたひとそれぞれ。ただ、それまでの経過は、誰にとってもきっと無駄にはならないんだろうな〜と。
私など、絶望的な事を何ヶ月も言い続けたお陰で、そんな自分に嫌気がさしたからこそ、「もうや〜めた!」と思えたのですから。(恥)

大きな決意をしたとは言え、人間迷いも出るでしょうし(^^;;、まだまだよたよたした状態です。
未だに、ももちゃんの写真を整理することも出来ませんし。楽しかった思い出を、楽しい気分で思い出すには、まだまだ時間がかかりそうです。
ぼちぼちですけど、どんなときも、ももじ天使と共にあると信じて、がんばっていきたいと思っています。(^^




 以上、長々とまとまらないお話をお読みくださり、ありがとうございました。
あまりお役に立たない体験談ですみません。
でも、一つの大仕事を終えたような、そんな気分です。m(_ _)m

 2004年5月27日 Momoji  





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